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粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

5.資料提示の仕方その2「消費期限が全部一緒だ!」

前回の、「お店の商品の配置図」から、普通のスーパーにくらべて、「おはぎコーナー」が異常に広いことをつかんだ子供たち。一見すると地味なスーパー「さいち」に行列ができる秘密は「秋保おはぎ」と「お惣菜」にあることが分かってきました。さいちのおはぎは一日平均6000個、最高売り上げは1日25000個を売り上げます。お惣菜は一日500種類が並び、澄子さんのレパートリーは800個に及びます。ここが圧倒的に違うのです。

 そこで、私が撮影してきたお惣菜写真の数々をスライドで見せます。唐揚げやハンバーグ、チキン南蛮、煮物にお寿司と子供は「おいしそー」と興味津々です。エビフライ巻を見て「夢の合体だな」と男の子が言ってクラスは大爆笑。盛り上がります。

 そして、資料提示です。前回「子供たちの手柄になる資料提示」として

①資料は少し抵抗があるくらい

②資料を見せるとき「すぐに言わない」約束で、全員が発見する喜びを。

と書かせていただきました。今回もそれに沿って、やってみます。

その資料は、先ほど見せたお惣菜の商品の写真です。何か気づきますか?

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子供たちには20種類くらい示し共通点を見つけさせるのですが、今回は都合によりここまで(笑)

じっと見ていくと、すべての商品札に共通していることに気づいてきます。

さあ、どうでしょうか?

教室では、最初の子供が気付き「あっ!わかった」と声をあげます。

「なに、なに?」と子供が見つけようと頑張っていきます。

2人、3人と気づいていきます。

「気づいた人で、確認してごらん」

と集まって、検討させると、「そうだよな!」と納得し合います。

中には「違った!そっちのほうがすごいな!」という児童もいます。

そんなやり取りをしていくと、全員が気付きます。

「消費期限が一緒!」と発言させます。付け加えの子供がいて、

正しくは、製造日と消費期限が一緒ということだよ

「普通のスーパーは次の日まで大丈夫だとか、商品のよって長さが違うよな」

と発言が進んでいきます。

大人ならば、製造日限りの消費期限が意味することはすぐに分かるのですが、

3年生は、全員がすぐにはわかりません。その話し合いは次回・・・。