粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

20.問題把握の場面④ 葛西に行って、関口さんにお会いする!

子供たちは、関口さんにお会いしたくてたまらないくなりました。きっかけはわかったものの、どのような活動をしているのか、葛西の現状はどうなのか?

関口さんとふるさと東京を考える実行委員会の皆様にお会いしました。

そこで、1日様々な体験を一緒にさせていただきました。

○関口さんから、昔の葛西の様子をうかがう。

○現在行っている取り組みのお話。

○牡蠣を使った水質浄化実験。

○干潟で遊ぼう。

アサクサノリの栽培見学。

○ごみを拾おう。

の体験をしました。

f:id:syakaikajugyou:20161019071304j:plain

f:id:syakaikajugyou:20161019071350j:plain

 

子供たちの感想

きれいな海を次の世代に残したい。その気持ち、わかります。仕方がなく、海を埋め立てることになったのかな?家が増えたため、仕事をするために、困る人をなくすために埋め立てたのかなと思います。でも、人間が、勝手に海を埋め立てたり、山を伐採したりするのはおかしいと思います。どちらにしろ、他の動物が困るでしょう。人間は動物の中で一番えらくはありません。すべて平等な命です。
・葛西から世界へ。次の世代へ。と大きな夢を持って実践することが大切だと思いました。私もできることはなんでもやろうと思いました。
・今日の授業ではどうして復活させようと思ったのかをやりました。自分の力で取り戻すという気持ちを学びました。最後はメンバーのみなさんの話を聞いて、どれだけ自然を大切にしているかを学びました。
・関口さんたちが、孫や今の子供に自然の本当の楽しさを教えてあげたいという思いやりがすごいと思いました。僕も海をきれいにする手伝いをしたいです。
・私は87才の人でも海をきれいにする理由が分かった気がします。その理由はみんな会の人一人一人葛西の海に思い出があるからだと思います。

 

関口さんたちの考えや気持ちは十分に分かり、子供たちは心を揺さぶられました。

一方で、そんな大切な海は、どうして埋められてしまったのか?

疑問もわいてきました。

自然と開発の教材を作ると、どうしても、自然保護の側に立ってしまい、開発の側の考えを取り扱うことが不十分になりがちです。

今回は、そのことを避けるために、しっかり開発の側のことを考えることにいしました。それが多面的・多角的なものの見方を育てるのだと思います。(次回へ)