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粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

41.附属高校の授業を見て感じたこと。

1月14日(土)に筑波大学付属中学校と高校の間にある桐蔭会館で「筑波大学附属小・中・高・大連携社会科研究会」が開かれました。小・中・高の社会科授業が1度に見ることができる画期的な会でした。中高の授業を見ていて、子供たちの意見を聞いていると、このように子供たちが成長していくのかと、小学校の授業の先にあるものが見えてきました。

 普段は小学校の授業しか見ていないので、小学校の授業がスタンダードだと考えているので、高校の授業が実に印象的でした。私が高校生の頃は講義のような授業で、先生が私たちに知識を授けてくださるような方法でしたが、今回の授業は、先生の提案する考え(仮説)に対して子供たちが批判するなど、自由に意見を述べていたことです。一人一人がよく考えていました。逆に私の授業をみた高校の先生から、「いつまで、挙手、指名のルールで行っていくんですか?」という質問を受けました。私のクラスは、相互指名も取り入れていますが、発言を譲り合えるというところまでは言っていません。どうしても意見を言いたいという気持ちが前に出るのです。私は、小学生は「言いたい」という気持ちでいる方が大切だと思います。その先に、友達の意見を聞きたい。違う立場で述べてみようと、周囲を見渡した発言ができるのだと思います。

 私は筑波に赴任する前、筑波の授業を参観すると子供が意見たくさん述べ、その内容に「子供たちがよく考えているな」と思っていました。正直「能力の高い子供だから」と思うときもありました。

 しかし、結局のところ、どのように育ってほしいかを考え授業をし、その積み重ねの姿が現れているのだと思います。附属小の先生方は、授業で事実を教えるだけでなく、子供一人一人がどう考えるのかを大切にしていると思います。「どっち?」と立場を決めさせることもそうですし、「どう思う?」と知識がなくても発言できる発問もそうでしょう。そういう積み重ねが、高校になるとああなるのかと思いました。「高校までつながっているな」と実感し

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た一日でした。