粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

50.明日から筑波大学附属小学校の公開研究会! ~謎の先に見ある真実をつかめるか?~

明日から2日間、

2月9日(木)10日(金)と筑波大学附属小学校

「学習公開・初等教育研修会」が行われます。

私は2日間とも、社会科の授業をします。

9日は、現在連載中の

「東京のまちづくり、今むかし」~後藤新平が曲げてでも貫いたもの~

10日は、

「東京都唯一の村、檜原村島嶼部を除く)」~地域おこし協力隊はまちを起こせるか~

を行います。

9日、後藤新平の授業は、復興会議を重ね、いよいよ予算決定をする場面で、後藤の政敵である政友会が、さらなる予算削減と後藤の復興院の予算を削除するよう求めてきた場面を扱います。

後藤が心血を注いだ復興計画を否定するだけでなく、後藤の政治生命を奪おうとする政友会に対して、後藤の対応はただ一つ。解散総選挙に打って出ることしか残されていません。部下や友人のビアード博士が解散を支持するなか、後藤の決断はどうなのか迫っていきます。

後藤がその生涯の集大成として建てた、未来の東京の復興図を貫けるのかどうか。ついにクライマックスです。教材研究をしてきた私は、少しウルウルです。

子供たちも盛り上がています。

 

10日の檜原村の授業。檜原村に派遣された地域おこし協力隊のインタビュー記事から、制度の難しさを感じた子供たちは、檜原の名産品パンフレットに「檜原雅子」に注目します。変な名前だ。どうやら紅茶を生産している人らしい。それにしてもどうして「檜原雅子」なのか?

子供の予想は

東京ばな奈のように、檜原をアピールするため。

・笑いを取るため。

・檜原が好きだから。

・檜原に住んでいるから。

・でも、それじゃたくさんのひとが「檜原」になってしまう。

・僕だったら、渋谷区に住んでいるから「渋谷○○」

・だったら。俺も「渋谷◇◇」

・どっちが本物?。

・俺だ

・僕だよ。

・もめるね。

・偉い人なんじゃない。

・村長の奥さんか?

・檜原に一番詳しいんじゃない。

・一番年寄りなんじゃない。

・紅茶を檜原で初めて作った人じゃない?

などと予想。いずれにしても、「檜原雅子」となるくらいだから、

檜原に昔から住んでいて、みんなから一目置かれていると予想。

 

しかし、予想は見事に裏切られる。

「檜原雅子」は本当は「戸田雅子」さん。

しかも移住者だったのです。

どうして、移住者が檜原を名乗れるのか?

深まる謎。謎のその先にあるものは?

「檜原雅子」を通して地域おこしに必要なものは何か考えていきます。

 

どちらも、この数か月、私が取材を重ね、次期指導要領を見据え、

社会的なものの見方や考え方を意識した授業です。

「その先にある真実」をつかむことができるか?

子供と精一杯楽しみながら授業をしたいと思います。

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