粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

70.東京で唯一の村、檜原村 ~「檜原雅子」になった戸田雅子さん~ その⑫

戸田さんは、檜原に移り住み、そこで生活しているうちに偶然お茶の木に出合ったことが分かりました。

そして、地域の古老の清水さんに声をかけられお茶摘みをすることになりました。

お茶が飲めるようになるまでには、たくさんの工程があり、十日町や静岡まで出向いていって作ってもらう。大変な苦労です。無責任ですが、青春時代のように突っ走っていたのではないかと、お話を聞いていて思いました。

そして、毎年茶畑を少しずつ増やしていったそうです。

保存や作業の関係から、緑茶だと短期に大勢の人が必要ということから、紅茶づくりをはじめ、その味もひのはららしさを追究しているそうです。

一口にいうと簡単ですが、ものすごい情熱と仕事量です。

また、自分一人ではなく、地域の人々とともに歩んでいることもいいなあと思いました。

地域おこしの要素

①住民の主体的活動(清水さんたちも活動)

②外部の刺激(戸田さん)

③地域の魅力の掘り起こし(忘れられていたお茶文化)

④経済的な支え(ここはまだもう一歩か)

が満たされているのではないでしょうか?

これは素晴らしい教材になる。

そう思いました。

次の日は、戸田さんにお誘いを受けたので、檜原村の厳冬祭りに行くことにしました。

愛用の一眼レフを充電し、ROLLBAHNの残りページを確かめ、寒さ対策をして、社会科キャラバン号でひのはらに向かいました。

少し小雨が舞うかもしれないという寒さ。しかし、払沢の滝の入り口の会場は熱気に包まれて、檜原の魅力と檜原を愛する人々に出合うことになるのでした。

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