粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

75.東京都で唯一の村、檜原村 ~「檜原雅子」になった戸田雅子さん~ その⑰

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払沢の滝「厳冬祭り」を後にした私は、

戸田さんから「清水さんというお宅に先に行ってて。先生が行くことは伝えてあるから。私も片づけたら行きます」

ということで、南谷をの社会科キャラバン号で登っていきました。

南谷は何度も通っているので、大体の予想はつきます。

道沿いに集落が点々としています。役場に近いほうに、野村さんの直売所があり、村の境界に都民の森があります。その間にいくつかの集落があるわけです。中には枝道を入っていくようなところもありますが、さすがにそういうところは行ったことがありません。

戸田さんや清水さんがある集落は南郷といって、枝道を登っていくのです。あまりに急すぎて、社会科キャラバン号はそこをすってしまいます。まあそれはいつものことですので気にせずどんどん。

南郷の里は、谷の33号線からだいぶ高台にあり、そこだけなだらかな斜面が広がり、民家が点在している美しい風景です。ここかあと感慨深くなります。

戸田さんに描いてもらった地図の公民館に車を止めて、清水さん宅を探すのですが、困った。

全くわからない。雨も降ってきた。

少しうろうろしていると遠くの方から「せんせーい。こっちー」と声がする。

ああ、清水さんはこの人か。「そこを、とおていらっしゃーい」

畑のあぜ道を通って清水さんのお宅へ伺う。

みんなが想像する田舎のおばあちゃんのおうちのよう。

決して新しくはないけど、整理整頓が行き届き、清潔感が漂っています。

「入ってください」

笑顔で迎えてくださった。

炬燵の一番いい席に座らせてもらうと、大きな窓から素晴らしい田園風景が見えます。

「いい景色ですね」と声をかけずにはいられない。

「そうでしょ。私もそこから見る景色が好きなの」

一番いい席に座らせる。そういう心配りがありがたい。

 

清水みさおさんとおっしゃって、戸田さんのお茶づくりを助けている方です。

清水さんは「今日は、私と清水ひろ子さんがお話をします。ひろ子さんの方が詳しいから、あとでそちらに行きましょうかね?それともひろ子さんがここへ来るって言いますかね?電話をかけてみましょう」

みさおさんは、煮物もこしらえてくださっていて、笑顔で歓迎してくださいました。

ひろ子さんに電話をかけると、ひろ子さんが来てほしいということで、ひろ子さんのお宅へ伺うことになりました。

「じゃあ、一緒に行きましょう」

案内してもらって、清水みさおさんと清水ひろ子さんのお宅へ。

ひろ子さんのお宅も整然としている。

なんというか、華美な家はいくらでもあるけど、そうではない住んでいる方の心のありようが見える気がします。とても気持ちがいい。

ひろ子さんは、みさおさんとは印象が違います。みさおさんは優しさあふれるいんそうですが、ひろ子さんは、自分をしっかり持っていて芯の強さを感じます。

しみずさんとみさおさんからお話を伺うことになりました。

 

操さんのお宅のこたつから見える景色

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