粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

83.授業前日の空気感

16日は筑波の公開の1日目でした。

お祭りのような少し盛り上がった気持ちと授業への不安が同居した

得も言われぬ心地です。

準備の仕事を終え、中央ホールで全国からいらっしゃった先生方をお迎えします。

感謝の気持ちを伝えることは、笑顔とあいさつでしか表せないので、できるだけこころがけて。

私のクラスは今日は家庭科の授業でしたので、私の社会科は2日目。

(本当は、やりたいことがあったけど。残念)

社会科部の先輩は3人そろって授業ですので、午後の部会の準備は私がやります。一人だと運ぶものや急に作るものなど、それなりに時間がとられます。こういう仕事はできて当たり前なので、てきぱきしっかりとやっていきます。それでも、忘れてしまうことがあったりもしますが。ドジなので。

子供たちも無事家庭科授業を終えたようです。午後の社会科部会もきっちりできたと思います。

筑波大学の唐木先生が講師で、新しい学習指導要領に沿ったお話と、そうでない想いとをお話ししていただきました。「構成単元」のお話が印象的でした。「単元構成」ではなく「構成単元」です。念のため。

これからは、社会をどう構成していくのかが問われていて、構成するには、社会に対して自分がどうかかわっていくのか選択・判断していく必要があるというお話でした。

私は、自分で勝手に、「今回の福島の授業そのものだな。」と思ってお話を聞いていました。

唐木先生のお話は、いつも難しい事柄を、わかりやすく整理してくださいます。そして、そのわかりやすさの裏に唐木先生のこだわりや熱い血液が隠れているようです。その温度を感じ、いつも刺激を受けています。唐木先生のお話を近くで聞けるこの仕事は、いいなあと思います。

 

さて、社会科部会の打ち上げを終えた後は、明日の授業の準備です。

教室に帰って、前日考えておいた、板書を書いてみます。ぶつぶつと独り言でシャドー授業をしながら。そうしていると、ここはよくないなとか、こんな資料があった方がよいかな。などと考えていきます。

そんなことをしていると、道徳の加藤先生がいらっしゃって声をかけて下しました。授業の案を少しお話させていただいて、「まあうまくいかないでしょうけど」という私。「実際に行ったんだろ。大丈夫だ」とコメントしてくださいました。

10時になろうとしていたでしょうか。まだ学校には先生方が残っています。1度書いた板書を消して、修正してもう一度。結構な労力。でも、シャドーで気づくことも多いし、ずっと取材してきた福島のこと、子供たちと積み重ねてきたものをここで台無しにしたくない。その気持ちが書き直させます。この日は3度直しておしまい。

修正箇所をチェックして、3回目の板書を写真に収めおしまい。

 

教室の中央に座り込み一息。板書を見る。急に「花は咲く」を聞きたくなってIPhoneで再生してみる。ああいけない。少し感情移入しすぎてるな。真夜中のラブレター現象か?

ここで一度やめた方がいい。

そう思って、学校を後にする。

昨日も気合でローラー乗ったけど、今日はさすがに無理だなあ。