粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

102.大きな失敗

ずいぶん長い間更新をしていませんでしたが、

少し事情があったのです。

最初のそちらから。

 

何回かこのブログでも触れさせていただきましたが、

私はロードバイクヒルクライムのレースの出ています。

仕事の合間を縫ってコツコツと練習してきました。

夏の終わりに「全日本マウンテンサイクリング IN 乗鞍」

というヒルクライムの一大イベントがあり、

そこでチャンピオンクラスの出場権を得ることが目標でした。

これまでの経過から、「達成できるかも」という状況になってきていました。

 

そして、事件のあった日は、沖縄取材と山口県での授業の合間の1日でした。

取材と授業で数日間練習できなかったので、「この日は」とばかりに千葉の鹿野山で練習を開始しました。練習の間隔があいてしまったので、タイムが伸びない中、必死にもがいていました。

頂上付近の直線で、私は左車線の隅を走行していた時、対向車がのワンボックス見えました。すると急に対向車が私の方に曲がってきました。ちょっと考えられないタイミングでした。運転手さんがお話ししてくださったのですが、「全く気付かなかった」そうです。見ていないので考えられないタイミングになるのは当然です。

「ぶつかる」と思って急ブレーキをかけて、「間に合わない」と思ったので、とっさにハンドルを右に切りました。それでも止まれず、かなりのスピードでワンボックスの助手席側にぶつかりました。左頭部から頸部を強く打ち付け、反動で地面に叩きつけれれました。「頭を打った。まずいな。寝てなくちゃ」と思い。静かに横たわっていました。意識ははっきりしていますが、かなりの痛みがあり、頭部を打ち付けたので不安でなりません。運転手が出てきて「大丈夫ですか!」と。「大丈夫ではありません。すぐに救急車を呼んでください。それから警察も」と動揺しながらもそう告げて、目を閉じてじっとしていました。

救急車に乗って病院に行きました。検査をした結果、左手親指の付け根を骨折していましたが、CTやレントゲンで頭部から頸部には異常は見られないということでした。ただむち打ちや神経痛はあるということです。確かにむち打ちになっていて、頭部の表面がしびれています。救急で見ていただいた先生から、「とにかく、明日、指は専門の整形外科の診断を受けないと。仮に固定しておきます」というお話。

でも、明日は山口なんだよな。どうしたものか・・・。

 

このとき、

①仕事に影響が出ないように、精一杯回復に努めつつ、以前から約束していた仕事は可能な限りやり遂げよう。

②1か月後の大会には復帰しよう。(もう、目標は達成できないだろうが)

ということを決心しました。

 

次の日、病院行かずに、山口で授業をさせていただいたのですが、正直頭は痛いわ、指はずきずきするわで、困ったもの。時々脂汗が出るほど痛いけど、痛み止めを飲んでなんとか・・・。自分の不注意だから、迷惑をかけたくなかったけど、迷惑になっただろうな。

 

さて、月曜日に整形外科の先生に見てももらうと、「指が陥没してるから、手術ですね」とあっさり。「いつするんですか?」と伺ったら「金曜です。全身麻酔で2泊3日の手術です。」だって。ちょっと待ってよ、次の土曜日は「第10回しゃかつく研」月曜日は「ベーシック」火曜日は「初等社会科研究会」。大切な研究会が並んでいるんです。

お医者さんに、「何とかなりませんか?」と質問

お医者さんは困った顔で、「局部麻酔ならその日のうちに終えられます。でも痛いし、相当の我慢がね・・・」

「局部麻酔でお願いします」と即答。

①の仕事に影響を出さないが何とか守れそうだが、翌日とか痛み止めだな・・・・・。

 

当分の間、いろいろな方に迷惑をおかけするかもしれませんが、基本的に元気です。

事故の後、愛用のヘルメットを見たら、陥没した箇所が2か所。プラスチックが摩擦で歪んでいた。かぶっていなかったとしたら、私の頭蓋骨がこうなっていたのか。

いつも面倒見てもらっているサイクルショップへもっていくと。「ヘルメットの中も折れているよ。良く生きていたな。もっとひどいことになっても決しておかしくない状況だよ」と。自転車もカーボンだから歪んだらおしまい。治せないそうです。苦楽を共にしてきた愛車ともお別れなのか・・・。悲しい。

 

でも、この程度で済んだ。運がいいと本当に思います。

いつも社会科教材で、困難に挑む人、挑戦し続けている人を追いかけてきたから、こんなの何でもないと心から思える。相手の人も恨んでいない。それも心から言える。

 

というわけで、週末の「第10回社会科授業づくり研究会」火曜日の「第18回初等社会科研究会」良い授業を子供たちとできるようにがんばろうっと。

おしまい