粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

104.明日は手術。明後日は第10回しゃかつく研、8月1日は初等社会科研究会!

いよいよ、この夏の授業・公開週間が始まります。

7月29日(土)第10回 小学校社会科授業づくり研究会

 公開授業「畠山さんと森は海の恋人、そしてあの震災」

7月31日(月) べーシック研究会

 ベーシック講座 多角的な考え方を育てる授業についてお話しします。

8月1日(火)第18回 初等社会科研究会

 7月29日の続きです。内容的には、この時間が山場になるかな。

 

という具合で、行きつく暇がありません。

しかも、29日の研究会は事務局長なので、雑用が多いこと。

去年は終電でした。

 

こんなに時間がないのに、明日は骨折の手術です(涙)

どうなっちゃうんだろうか。

 

今日できることはしていますが、そうはいっても前日手術は厳しい。

畠山さんの授業は、いわゆる「新作」です。

これまで何度もやったことのある授業なら、精査で来ていて何とかなるのでしょうが、

「新作」はどれだけ準備をしてもしたりないのが正直なところ。

今日も板書してみましたが、まだまだ。

 

そういう時に、教員の中でよく言われる言葉があります。

 

「子供たちが救ってくれる」

 

子供達なら、教師の危機を救ってくれるという意味と

自分が育ててきた子供たちは、どんな時でも活躍するというこれまでの指導の在り方を問われているという意味の両方があります。

 

考えてみれば、私はこれまで、ずっと前者の方向で救われてきました。

自分がピンチになると、子供たちがそれを察知して助けてくれました。

 

一番の思い出は、千葉市の教員をしていた時、

5・6年と持ったクラスがありました。

卒業式を2週間後に控えたある日。私はすっかり具合が悪くなっていました。その時は発熱していたと思います。なんとか午前の授業を終え、給食をほとんど食べることができず、昼休みになりました。不覚にもそのまま机で眠ってしまいました。

 

あっ。いけないと思って目を覚ましたら、もう5時間目が終わろうとしていました。

子供たちは全員が、物音一つ立てず静かにドリルをしていました。

「どうして起こさなかった?」というと

「先生、大分疲れてますね。休んでいてください。自分たちでできます」

といって、黙々と勉強していました。後で聞けば、掃除も静かにやっていたそうです。

そんなことができるのか? ああ。クラスも育つとそこまでできるのか。

 

それにしても、授業をつぶすとは、

私は、どうしようもない教師だなと思いながらも、

教師がだめでも、子供は育っているなと思いました。

自習する子供たちは誇らしげな表情でした。

 

今年で教師になって20年目。振り返ればいろいろなことがありました。

そのほとんどがよい思い出です。

 

先日の事故の翌日に遠方で授業も初めてなら、

手術の翌日に公開授業も初めて。

さて、こういう時こそ、実力が問われているのだが。

燃える闘魂。足りない実力。

これが現実だな。

 

とりあえず明日の手術。泣かないよにしようっと。ハンカチは持っていこうかな。

 

おしまい。