粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

106.第10回小学校社会科授業づくり研究会 ありがとうございました。

7月29日(土)は第10回小学校社会科授業づくり研究会でした。

150名を超える多くの先生方にご参加いただきました。

感謝申し上げます。

また、会の後の懇親会にも37名の先生方がご参加くださいました。

その時、2年前の発足時から一緒に活動してきた先生と少し感慨に浸ってっしまいました。2年でずいぶんたくさんの方と関われることになり、とてもうれしく思いました。

これからも、社会科授業について、全国の先生方と交流を持ちながら、よりよい社会科授業を追究していけたらと思います。

 

さて、29日は術後の私には盛沢山の一日でした。

「畠山さんの授業」では子供たちが進んで意見を述べてくれました。畠山さんの「舞根の海の味だね」というコメントから、畠山さんの育てるか気が、長年の努力によって培われた、舞根湾の豊かな水とその背景の森林を想像できればと思いましたが、子供たちの発言はそこに近づいていたと思います。そして、22年間植林を続けてきた海が東日本大震災によって破壊され、舞根の人々の生活も畠山さんの養殖所もカキも、そして母親も飲み込んでしまった時、畠山さんはどうしたのかを、新聞記事とスライドで考えていきました。子供たちは、「赤潮も克服したのだから、今回も克服した」と考えていたようです。私の発問は「3か月後の、第23回森は海の恋人植樹祭は開かれたのか」でした。開いたと考える児童が多いのですが、実際には被害の巨大だった舞根の人々に配慮いて(ひょっとしたらご自身の復興への多忙さもあったかもしれません。準備も大変でしょうから)開かないと決断します。

子供たちは、畠山さんの気持ちを理解しながらも、「開いてほしかった」と意見を述べます。そして、授業の最後は下の写真を提示します。

f:id:syakaikajugyou:20170730202842j:plain

最初は、旗の先だけ。そしてこの写真全体をと提示します。

いったいこの写真は何なのでしょうか。

8月1日はこの写真について、深く考えていきます。

 

午後は、「しゃかつくコンテスト~子供の追究力を高める教材&発問」として、問題作りのプレゼンで競い合いました。参加者は、由井薗先生、鈴木先生横国附属鎌倉)、押元先生(千葉八千代)村瀬先生(千葉八千代)そして、私です。経験豊富で大学や研究主任として活躍されている一級の実践家の方々です。私は昨年の「くらしを支える水道水」の問題作りで勝負しました。けがを負ったので夜中までかかって準備しました。全員が気合の入ったプレゼンをしました。私もとても勉強になりました。文部科学省の澤井先生は「個人的な意見では、粕谷先生に一票入れます」とうれしいコメント。参加者の先生方の投票で、「しゃかつく大賞」が決まります。そして結果はしゃかつく研のhpで公開という予定ですが、このブログで速報。大賞は・・・私でした。正直にとてもうれしいです。水道の実践は子供と水を汲んだり、奥多摩まで行ったり、ああでもないこうでもない言ったりしながらながら作った思い出の授業でした。それが皆さんから評価を得てとてもうれしくなりました。これからも子供たちと、社会科授業を追究していけたらと思います。それに由井薗先生に勝てたのも初めてかな?それも励みになりました。

 

そんなこんなで、一日大忙しだった「第10回しゃかつくけん」クラスの子供たちは檜原の地域おこしのプレゼンまでしました。紅茶もたくさん売れたので、雅子さんに報告するのが楽しみです。

昨年も参加してくださった先生が、「福島の風評」の社会科新聞を読んで、「昨年よりレベルアップしてますね」とおっしゃってくださいました。

子供の成長を見ていただけるのが一番うれしいですね。

参加してくださった先生方、本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

また、私でよければ、

出張授業、講座、指導案検討など、させていただきますので、

気軽に連絡ください。(masayoshi07@elementary-s.tsukuba.ac.jp)もしくはしゃかつく研メールへ

 

一息ついて、明日はベーシックで講座、

明後日は、第18回初等社会科研究会で「畠山さん」の授業です。まだまだ忙しいな。

とにかく、ありがとうございました。けがを負っても闘魂だけは失わなくてよかった。

 

f:id:syakaikajugyou:20170730204718j:plain

f:id:syakaikajugyou:20170730204811j:plain