粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

111.沖縄取材で発見! その④ 急成長する観光と労働力の問題

沖縄と言えば、青い海に白い砂浜。

異国情緒漂う観光地として親しまれてます。

 

ここ数年の観光客数の変化は

 

平成17年の510万人→平成27年は790万人に

急激に増えています。

 

急激な増加には、外国人観光客の増加が影響しています。

 

外国人観光客

平成17年15万人→平成27年150万人となっています。

 

東京もそうですが、台湾・韓国・香港といったアジア圏からの観光客が増えています。

 

そのため観光収入も

平成17年4000億円→平成27年6000億円

にまで増えています。

 

そのため

第3次産業 85.9

第2次産業 12.3

第1次産業  1.6(% 平成26年

となっています。

 

前回、サトウキビやパイナップルを取り上げましたが、農業を含んだ第一次産業はわずかでしかないのです。沖縄と言えば観光なのです。(ちなみに一番人気は美ら海水族館だそうです。)

 

菊農家の方を取材した時でした。

家族経営をしているそうですが、忙しい時期には、パートを雇うそうです。

そのパートも全くの素人だと仕事にならないので、慣れている人に頼むのだそうです。

しかし、近年の観光業の伸長によって、民泊などが新たに営まれ、

高収入なそういった場所に就職してしまうそうです。

すると、これまでのようにパートで雇う人が不慣れでなかなかはかどらないこともあるそうです。悩みの種だそうです。

 

人が生活していくには、収入は欠かせないことですし、沖縄が観光に力を入れ、そこに焦点を当てていくことは正しいと思います。

しかし、苦しくなる産業もあるのですね。

 

これから人口減になり、1次産業はどうなっていくのでしょうか。

私の住んでいた千葉県の南部では、干物などはすでに外国人研修生として、現実的には外国人労働者に頼っているという現実がありました。

日本も実際には移民社会に移っているという指摘もありますが、人口減と労働力の問題はもう少し現実的に考えていかなくてはいけません。

長年、単一民族だという意識が捨てきれないのかもしれませんが、目をつぶっていては子供たちの世代に大きな付けを残したり、取り返しのつかないことになりかねません。

沖縄取材でも、それを感じました。おしまい

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ソーキそば 島トウガラシの調味料を入れるとうまい

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ちゃんぽん ごはんに卵とじのいためもの。うまし