粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

165.第12回小学校社会科授業づくり研究会

今日はしゃかつく研でした。

関西学院の村田先生を講師にお招きしての研究会でした。

多くの皆様の参加に感謝申し上げます。

 

私は、公開授業、しゃかつく大賞と、発表の機会をいただきました。

 

公開授業は8月から教材研究を始めた足尾銅山鉱毒事件の授業です。

「子どもたちの良い姿を見せる」

そのことを大切にして授業をしました。

 

授業は、子供たちもよく発言し、良い意見をたくさん聞くことができました。

子供たちの頑張りはすばらしかったと思います。

 

授業では、2つ大きなポイントがありました。

一つ目は、文章資料です。「谷中村滅亡史」荒畑寒村 をしめしました。

子供たちの心情を揺さぶれたかなと思います。

講師の村田先生も評価してくださいました。

 

2つ目のポイントは本時の最後におかせた名札マグネットです。

「谷中村の強制破壊を納得できるか」

についてマグネットを置きました。

 

いつもは、横軸で、「なっときできる」⇔「なっとくできない」

で判断してもらうのですが、

今回は

縦軸に、「すっきり」と「もやもや」の軸を設けました。

本時は単元の導入でした。学習問題を作る場面です。

「もやもや」の軸を設けることで、

子どもたちは

「強制破壊には納得できない。でも、まだわからないことが多いからもやもやしている。どうして、強制破壊が行われたのか知りたい。」

などと、発言することができます。

本時では、

「もやもや」+「納得できない」の場所に名札マグネットを置く児童が多数を占めました。

「もやもや」してるので、もっと調べないとわからない。

という意見を引き出すことができ、

多くの児童の引き寄せて学習問題が成立しました。

その点もよかったお思います。

 

2時間目、3時間目と進み、どうして強制破壊が行われたのか理解が深まると「もやもや」から「すっきり」へと移っていくことだと思います。

そして、一人一人の判断が形成されていくと思います。

 

また、「しゃかつく大賞」では、

「畠山さんと森は海の恋人、そしてあの震災」のアナザーストーリを提案しました。

単元の導入の学習問題と、「転」の部分の問題作りを提案しました。

 

結果は、

会員立ち合いの元、代表が集計したところ、

わずかな差ではありましたが、それでも私が優勝しました。

これで2連覇です。

前回にもまして、素晴らしい提案が多かったので、

とてもうれしく思います。

投票してくださった皆様、ありがとうございました。

 

この結果に悔しそうだったのは、由井薗代表です。

次回の夏大会には、参加の意思を表明しました。

 

さて、今回は、私にとっては実りある会のなりました。

 

「もう一つの谷中村」~足尾銅山鉱毒事件に関するアナザーストーリ~

の単元の最終場面は

2月の筑波の公開で行います。

よろしかったら、参観ください。

 

本時の板書↓

 

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