粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

223.アナザーストーリーの社会科授業

221の続きとして読んでいただけたらと思います。

 

社会科の目標は「社会認識を通して、市民的資質の育成」を図ることと言われています。

また、唐木先生のプロジェクト学習でも、参画と同じくらい課題把握や分析が大切だとされています。

ですから、

 

「世の中のしくみがわかる」 ⇒ 「進んで社会に関わろうとする気持ちと力」

 

        どちらも大切・切り離すことはできない

  

よく知り、理解を深めることが、行動につながる。

 

ということが言えると思います。

さらに、具体的な行動は教室で毎単元行うことが難しいことを考えると、

子どもたちの認識を深め、「なんとかしなければ」「関わりたい」という心情を育てることが大切だと考えています。

 

そのための具体的な手立てが「アナザーストーリーの社会科授業」です。

教材は、解決がすでに解決されている問題ならば、子どもたちは「どうにかしなくては」とか「関わってみたい」とは思わないでしょう。解決が難しく、どうにかしなくてはと思うから、社会に関わろうとする意志が出てくるのです。

そのために「アナザーストーリーの社会科授業」を提案します。

アナザーストーリーとは、社会事象に関わる2人以上の人物に迫っていく学習です。同じ社会事象でも、それにかかわる立場では見方が大きく異なります。子供たちにそれらの2つ以上の立場から社会事象を見つめたうえで、自分なりにどうしたらいいのか主体的に判断していく。安易に判断できないので、社会事象を深く調べ考えていく。すると「世の中のしくみがわかる」が深くなっていきます。

もう一つポイントがあります。それは、2つ以上の異なる立場をストーリーとして子どもたちに示すことです。ストーリーとして示すことで子どもたちは、心情面を揺さぶられ、学びをさらに深めるからです。

これが「ストーリーとアナザーストーリー」のある社会科授業です。

 
 

アナザーストーリーの社会科授業

 

①社会事象を2人以上の立場から学習する。

②それぞれの立場をストーリーとして子どもたちに提示する。

 

 

 続く

 

徒然

・今日は朝から微熱あり。久しぶりに体調が思わしくない。寒さが苦手なので、これからの季節は気をつけなくてはいけないな。筑波に赴任した年には重度の肺炎で入院もしたから、限界はしっかり見極めないと、体調不良は逆に無駄時間を増やしてしまう。

・社会科キャラバン号は最近不調。まだまだ乗っていたいのに。そちらも困ったものだ。

・書き物たまりまくっていますが、それでもこなす量もそれなり。このペースは最低限度として維持したい。

・お土産にもらった信長クッキー。やはり信長のイメージは金色か‼️

 

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