粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

228.「どうしてストーリーなのか」の続き

子どもたちの「きめなおす」姿が見られたのは、グラフや断片的な事実だけでなく、時間の経過や人物の生き方、社会の変化、そして普遍的な価値という、まとまった知識体系に触れたからだと考る。

この知識の体系は「文脈」と置き換えてもいいのではないでしょうか。

授業で「きめる」場面や「きめなおす」場面をさら効果的に働かせるために、「文脈」にまで踏み込んだ教材の提示が一つの手がかりになると考えます。

社会は人の営みである以上、社会事象の裏には人の願いや思いがある。

例えば福祉車両を開発した人々の社会貢献への並々ならぬ思いがあったりします。

それら開発者の視点、すなわち「文脈」を知ることによって、子どもたちの認識は大きく揺さぶられます。

このとき必然的に「きめなおし」が行われ学習を深めていくのではないでしょうか。

自動車産業の学習が断片的な知識の暗記ではなく、社会の要請に合わせてこれまでもこれからも変化していくことを学んでいきます。

作り方だけでなく、自動車産業が社会に果たす役割を考えることができます。社会科らしい授業になっていきます。
「文脈」という視点を取り入れることで、社会に関わろうとする児童の育成に貢献できる手がかりになるのではないかと考えます。

 

徒然

青森県で授業+参観+講演。

参観させていただいた授業は3年生のスーパーの学習。レジ脇の工夫について。お店にとってもお客にとってもよいということを学ぶ。子どもたちも先生の技量も素晴らしい授業でした。

・東京駅で東京ばななを購入。新しい味が出ていた。ヨーグルト何とか味。パンダのプリントがよい感じ。東京ばななワールドは広がっていくなあ。さすが東京最強みやげ。ちなみに今日の私の講演は、お土産の授業が中心。

 

⇓ 夕食 いかめし+せんべい汁せんべい汁は汁がよい味。うまいなあ。

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