粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

244.取材したすごい人 4年生編

前回に続き、取材したすごい人を。

今日は4年生編

 

① 多摩川水源森林隊 花岡さん 「美味しい東京水を支える多摩川水源森林隊」

東京都の水道水はペットボトルにつめられ「東京水」として売られています。天然水との飲み比べでも、半数の人が「東京水の方が美味しい」と答えるそうです。(水道局hp)そんなに美味しい東京水は、高度浄水処理という最新施設に支えられています。しかし、実はこの高度浄水処理施設は、東京の水道の水源となる荒川・多摩川の2河川のうち、荒川水系浄水場にしかありません。多摩川水系浄水場には一つもないのです。どうしてなのか、子供たちの追求が始まります。すると多摩川の水源には全国最大の水道水水源林があり、100年以上にわたて管理しているのです。1日に何本も木を切り倒す大変な仕事です。そして、その管理の一端を担っている多摩川水源森林隊はなんとボランティア。どうしてボランティアをしているのか❓使命感❓花岡さんら森林隊の皆さんのインタビューから、ボランティアの本質が見えてくる気がしました。

 

② 上勝町ゼロ・ウエィストアカデミー 「残り少ない埋立処分場と再資源化の悩ましさ」

東京都の廃棄物処理は高度な焼却施設によって細かくされ、東京湾に埋め立てられてます。子供たちは埋め立て処分場の実態に驚かされます。現実は、事前に調べたことよりも厳しかったのです。ところどころに見え隠れするごみはスラブ埋め立てとは少し違う。また、黒い浸出水からは湯気がたっている。浸出水の処理は埋め立てが終わっても数十年にわたって続くそうです。そして埋め立て期限は残り50年。

一方で徳島県上勝町はリサイクル率70パーセント越え。徹底的な分別によるごみの削減を行っています。どうしてそんなことができるのか。住民意識と目標から見えてくるもの。そして、教室で行ったくるくるショップから、ごみが減らないことと人の気持ちが密接に関係していることを学んでいきます。

 

③東京最古の人形焼板倉屋の藤井さん。「東京土産は何にする❓」

東京都の学習を新しい切り口で。お土産は地域の風土を含んでいるもの。特産物や歴史を色濃く反映しています。東京駅のお土産物購入体験から、東京土産としてふさわしいものは何か考えていきます。子供たちがたどり着いたのは「人形焼」東京の伝統を含有しているから。その中でも、東京最古の人形焼板倉屋さんをみんなで見学。重い金型を使っての完全な手焼き。戦争の金属回収から金型を守った物語。藤井さん親子の気っぷの良さと江戸弁。みんなを笑顔にさせてくれます。これぞ東京土産だと誰もが思う。手焼きの人形焼本当にうまいです。

 

④東京土産販売数 No. 1 東京ばな奈 武田さん 「東京土産は何にする❓」

現在東京土産として圧倒的な売り上げを記録しているのは「東京ばな奈」です。その工場は無人です。なぜなら、最近の発生を最大限抑えているからです。しかし、人の手よりも優しく扱えるロボット。上唇と下唇の当たり方を考えて、上下で焼き加減を変えたスポンジ。名産農産物がないからこそ、どこの土地のイメージもなく、老若男女問わず人気のあるバナナを使用など、お客の安全と好みに寄り添ったお菓子を作り上げた。人形焼とはある意味対極にあるかもしれません。子供たちは、どちらがふさわしいか大いに迷います。そして、子供たちは東京という首都にしかない風土に気づいていくのでした。

 

4年生は、これで半分❓

今日はここまでにいたします。

 

徒然

・今日は本当に久しぶりにゆいぞの先生と食事。何ヶ月ぶりでしょうか。お忙しい様子でしたし、私もまずまず忙しかったので、毎日顔を合わせていますがなかなか機会なく。今日も偶然時間が空いて、得意(❓)の日高屋で、一人1000円切る食事を。庶民派の私たち。社会科の話に花を咲かせました。ああ、久しぶりの感覚。やっぱりいいですね。また、しゃかつくのメンバーで集まって授業や勉強して食事したいな。今作成中の本のこともあるし、1月下旬くらいに一度いかがですか❓

・エンジンかかってきた気もするし、まだまだの気もする。今まで以上に難しさもある次の授業づくり。うーむ。なんとかしたい。よりよくしたい。今持てる力をすべて出したい。

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