粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

254.最後の授業へ向けて

今、6年生の担任をしています。

4年生の時から、同じメンバーで学習に取り組んできました。

あと、わずかで卒業かと思うととてもさみしい気持ちになります。

私は社会科が好きですので、教室の仲間たちに、

私にできる限りの社会科授業をと取り組んできました。

 

4年生

・「おいしい東京水を支える高度浄水処理と多摩川水源森林隊」

・「迫る埋め立て期限とごみの再資源化の悩ましさ」

・「東京土産は何にする?人形焼板倉屋さんと東京ばなな

・「後藤新平が曲げてでも貫いたもの」

・「過疎を救えるか?檜原村の檜原雅子さん」

 

5年生

・「福島のお米は安全ですが食べてくれなくても結構です」

・「畠山さんと森は海の恋人、そしてあの震災」

・「もう一つの谷中村 足を銅山鉱毒事件にまつわるアナザーストーリー」

 

6年生

・「聖武天皇が目ざしたもの、行基が目ざしたもの」

・「「ふるさと納税は、地域を救えるか~ふるさと納税から見えてくる社会と私たちのつながり~」

 

・・・・・。(単元名、その時につけたものと、少し違っているかも)

 

もちろん、そのほかの授業もありますが、

これらの授業は、その時、その瞬間の自分の精一杯を注いで作った単元です。

(教室の仲間たちは、楽しんでくれたのかはわかりませんが。)

 

そして、ついに次の単元が、こだわりの単元としては最後になるだろうと思うと

なんだか、切ない気分になります。

 

そして、同時に、闘争心というか、情熱というか、そういうものがあふれてくる気がします。

最後にふさわしい単元にしようという、強い気持ちがわいてきます。

 

今日は、その1時間目でした。

緊張しました。

授業をして、

終えて、

みんなの書いたノートを読んで、

一人一人PCに記録して、返事を書いて。

そういう時間も最後かと思うと、貴重に感じました。

 

「社会科は何を学ぶ教科ですか?」

と聞かれたら、「世の中のしくみを学ぶ教科」と答えるでしょうか。

ですから、私自身の社会認識が問われているともいえるかもしれません。

今、目の前の子どもたちにとって、未来を生きる子どもたちにとって、

何が学ぶべき事柄なのか?

いつも、それを問い続けてきたと思います。

「昌良。それでいいよな。」「過去のものになっていないよな。」と。

今回も、ずいぶん自問自答して作り上げようとしています。

最近は、新聞にもこの視点はとても多いですし、これからの世の中の必要な考え方だと思います。

そして、これまでのすべての教材に含めてきたものも、十分に潜ませて。

 

精一杯取り組んで行こうと思います。

みんなが楽しんで考えてくれれば最高。

最低でも、自分の持てる力は出し尽くして終えたいです。

 

⇓大先輩からいただいた宝物。机の右に貼ってある。力先生のように、いつか自分も「森海」のような素晴らしい教材を見つけ出したいです。あと十数年しかない。できるかとても不安。

f:id:syakaikajugyou:20190121224318j:plain