粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

256.学習公開・初等教育研修会

2月8日(金)9(土)と筑波大学附属小学校で学習公開・初等教育研修会が行われました。

参観していただいた皆さまに感謝申し上げます。

 

私は、8日は社会科部の提案授業をさせていただきました。また、その部会の責任者を務めさせていただきました。

 

 

社会科部会のテーマは、

「主体的に社会に関わる児童の育成につながる授業」

です。

 

どうしてこのテーマにしたかというと、

社会科の目標は、幾たびかの指導要領の改訂を経た現在でも

社会認識を通して、公民的資質の基礎を育む」と要約されています。

私たちは、授業において、子どもたちが「○○は覚えたかな?」「□□が分かったかな?」と気を配っていると思います。

目標で言うならば「社会認識」については注意を払っています。

しかし、「公民的資質」についてはどうでしょうか。

社会に関わる資質・能力であろうことはわかるものの、

その育成への意識は少し弱いのではないか。

 

主体的に社会に関わる児童の育成に対して、社会科授業は何ができるのかを考えていきたいと思い、このテーマを設定しました。

 

ゲストも、いつもお世話になっている、唐木先生・澤井先生、そして、年齢も近く交流もあるお茶の水女子大学附属小の岩坂先生にお願いしました。3名の先生のおかげでとても充実した部会になったと思います。先生方のお話はとても勉強になりました。それは、おいおい触れていければと思います。

 

私の考えについて。

私は、社会に関わる児童の育成といっても、なかなか校外に出ての体験学習を行いことは難しい現状を考えると、教室での授業での認識を深めることが大切だと考えています。

新しい学習指導要領の改訂の主旨にも、「何を知っているか、から、何ができるか」と記されていますし、「生きて働く知識」「概念的知識」とも言われています。

そのためには、表面的な理解にとどまっていてはならないのではないでしょうか。

 

「概念的知識」といいますと、

「個別的知識」がいくつも結び付いて網の目のようになり、

それをある視点から見ることで「意味認識」になると説明されることがあります。

なんとなく、分かるような気もしますが、授業をしていると、いくつかの知識が結び付いても「生きて働く知識」には至らない気がします。

 

私は、知識を「客観的」「実感的」「共感的」な3つの分野が組み合わさって初めて、社会に関わろうとする「生きて働く知識」になるのではないかと考えています。

 

今日は、ここまでにいたします。

続きは明日にいたします。

 

2月8日(土)の板書。最近考えた方法を取り入れています。それも追々。

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