粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

259.公開(256)の続きを・・・。

社会事象の認識には

客観・実感・共感

が必要ではないかと述べました。

 

では、6年生の国際単元で授業をする場合はどうでしょうか。

子供達は国際単元を学習すると、当然、

・日本の国際貢献は、世界の課題の解決に役立っている。国際貢献は大切。

という認識を得られます。

しかし、頭でわかっていても、主体的に考えたり、行動したりするとなるとどうでしょうか❓

「大切だとは思うけど・・・。」という場合が多い気がします。

 

それは、学習が「客観」によっているからだと思います。

遠く離れた世界で起こっている事柄は、子供達には実感や共感を得られにくいと思います。

ですから、一工夫しなければならないと考えていました。

 

私は、国際貢献をしている人は、「国際貢献は大切だ」という使命感というよりは

国際貢献することは「自己実現」につながると感じているからだと思います。

与えるだけでなく、自分自身の学びや人生のために得るものが多いと感じているから、

その活動が持続できるのだと思います。

 

それは、今回のJICAやマザーハウスで働く方々の取材を通じて強く感じることでした。

 

だから、「国際貢献は大切」という表面的な理解や認識にとどまらず、

そこに関わる人々の考えへの「共感」、

そして、世界で起こっている現実への「実感」を加えようと教材を選定していきました。

 

その上で、社会への関わり方は、子供達一人一人が選択していけばいいと思います。

 

そうすれば「国際貢献は大切」という認識を教えるのではなく、

一人一人が社会への関わり方を関わり方を考えていける学習になるのではないかと思ったからです。

 

授業時間が許す範囲で、国際貢献に関わる人の生き方を学んでいけるようにすることが大切だと感じました。

 

ここまで、方針ができて、また悩みができました。

それは、どの部分を切り取って教材にするかということです。

言い換えると、誰を教材化すればいいのかという悩みでした。

(結果としてJICAとマザーハウスになったのですが)

 

続く。

 

徒然

・今日はさすがに疲労感強く。微熱あり。しかし、時間ももったいないので、とっとと掃除をして、池袋ジュンクでぶらぶら見て回る。5冊気になる本を買って、なんとなく、マザーハウスへ。店員さん、丁寧に受け答えしてくれる。でも、仕事で使うバッグは2つマザーハウスなのでもう不要なんだよな。会話をして引き返す。雪の後だから寒い。早めに帰宅。買った本をペラペラ。書き物たまっているので頑張らねば。

 

↓2月9日(土)の板書

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