粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

261.「地球のうらの友だちも」その①

教材についてはずいぶん書いてきたので、

 「国際貢献から国際協力へ、与えるものから自分の生きがいに」
~JICAのストーリーと、マザーハウスのアナザーストーリー~

の授業の実際を書き進めていこうと思います。

 

〇単元の目標
 ・世界には様々な課題があり、それは1国では解決できないことを理解する。また解決とためにSDGsなどの取組があり、国際社会の一員として活動する人びとがいることを理解する。
 ・私たちが国際社会の一員として、課題解決のために果たすべき役割を多角的に考えるとともに、一人一人が自分の生き方と結びつけて判断することができる。


〇 指導計画 (7時間)
第1次 「起」世界と日本と発展途上国
①学校に通えない子どもたちがいるってどういうこと?
②通えない子どもたちと私たちの生活って関係あるの?


第2次 「承」JICAの「ストーリー」
国際貢献ってどんなことをするの?
④日本のODAが減少していることは後退なのか、仕方がないのか?


第3次 「転」マザーハウスの「アナザーストーリー」
⑤公ではない民間の企業で国際社会に貢献をするってなんだろう?
⑥途上国とのつながりで生きがいを持つとは?


第4次 「結」世界の中の私
国際貢献から国際協力へ・・・。

 

〇指導上で工夫したこと

(1)遠い世界の出来事を子どもたちに引き付けて考えさせることができるか?

具体的手立て・・・

①導入の工夫。様々な国際問題の中から、「自分と同じ年齢の子供たちが学校にいけない」という問題から学習に入れば、自分たちの生活とくらべながら、実感を持て学習できるのではないか?

②展開上の工夫。青年海外協力隊の方に実際に話を伺う。映像やインタビュー資料も有効だと思うが、自分で質問する経験は実感的に社会事象を理解できるのではないか。

 

(2)多角的に思考し、主体的に判断する学習を展開できるか?

具体的手立て

アナザーストーリーの社会科授業。起承転結という大きな流れ。起承ではJICAを学び、日本の国際貢献の特徴を学ぶ。転で、山口さんのアナザーストーリーへ。企業としての国際貢献を学ぶ。そして結で、国際貢献のあり方を自分に引き寄せて考える。

国際貢献について、価値を教えるのではなく、子どもたち自身が価値に気づいていける学習展開。板書において、私が赤で文字を書いたり、線を引いたりして、概念をまとめるのではなく、子どもたちの板書をただ白チョークでどんどん書いていく。そして、子どもたちに、「今日の話し合いで大切だと思ったこと」「新しく気付いたこと」を黒板の中から選び、線を引いてもらい、コメントを述べてもらう。すると、子どもたち自身で話し合いを振り返るとともに、子どもたちが発言をつないで、一つの答え?を見つけるという話し合いの意味を見出せるのではないか?それが、主体的な学びと判断位つながるのではないか?

 

という考えを持って単元を始めました。

それでは1時間目はどうなったのでしょうか?

(つづく)

 

徒然

・週末マザーハウスに行った子供たち数人いるようです。どう感じたのかな。

・公開授業やブログへのメールたくさんありがとうございます。質問・感想いろいろ。できる限り精一杯お答えします。

・3月9日学習会もお申込みちらほら。ありがたいことです。連絡待ってます。

⇓「かっこいいねェ~」(ヒカキン風に)

 

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