粕谷昌良の社会科授業日記

筑波大学附属小学校の粕谷昌良が社会科実践を報告します。

262.「地球のうらの友だちも」その②

1時間目の授業

  • ねらい

  スモーキーマウンテンの現実から、国際協力について調べる課題を持つ。

  • 展開

1.世界の子どもたちの写真を比べる。

〇学校は好きですか?

・好き。友達に会えるから。

・掃除が面倒だな。

 

○どこの国の子ども達ですか?

アメリカ、イギリス、アフリカかな?

○何か感じたことはありますか?

・幸せそうな子供とそうでない子どもがいる。

・苦労している子供がいる。

パワーポイントで、クイズ形式にしてテンポ良く進める。

 先進国から途上国へ、子どもたちが変化に気づくように配列

 

2.スモーキーマウンテンの写真と映像を見る。

○これはフィリピンにあるスモーキーマウンテンです。

・すごいところだ。

・働いている。

・学校にいけないんだ。

〇高校生がフィリピンの子どもたちに取材する画像を提示。

〇レポートをみて問題に気づかせていく

 

3.JICA資料から、世界の子どもたちの現状を考える。

・命を落とす子どもが少なくない。

・学校に通えない。

・安全な水がない。

 

学校に通えないと、どうなってしまうのだろうか。

 

 

児童の感想の要点

 

・貧困に苦しんでいる人の為に僕がボランティアなどをしてあげて学校に行けない人を0にしたい。

・自分でお金を稼いでいる。こういう生活を救わなければならないと思った。

・朝5時から学校。フィリピンの子どもはそれだけ学校に行きたいと思っているのだ。

・自分で働いていることがすごいと思った。働いても明日の弁当代。かわいそう。

・僕もその苦労を知っていかないといけないと思った。

・その国が悪い。世界に助けを求めたり、もう少しみんなにお金をあげたりすればよい。

・きっと十分なお金のサイクルができていないから。

・豊かな人と貧しい人の差がありすぎる。親が仕事をしているのか気になる。

・自分で働き生活している。今まで軽い気持ちでいたが、そういうことも踏まえて考えていきたい。

・先進国が途上国を助けなければならない。

・国が貧しいから、家も貧しくなった。

・自分だったら生きていける自信がない。一刻も早く対処できる制度を。

・私たちはそんなつらい生活をしたことがないから、本当の意味で同情できない。同情できるようにうなりたい。

・後発展途上国では、学校に行かないことは普通のこと。支援すべきだ。

・日本の歴史でもこういうことはあった。その時もかわいそうだと思った。

・輸出できれば国全体が栄える。東南アジアは輸出するものがない。

・国の借金が膨らみすぎて、返せなくなり、国民一人一人にしわ寄せが?

・かわいそう。何かできないのか。助けたくなった。

・働かないと生活できない。同じ子供としておかしいと思った。少し手伝ってあげたい。

・フィリピンの子供のつらさを知らなかった。子どもたちが元気になれるように活動できれば。

・とても悲しくなった。もっとありがたみを感じないといけない。

・裕福な家庭に生まれた分、フィリピンの子どもたちを幸せにする義務があると思う。

・世の中に恩返しをすることが大切だと思った。

・働かないと生きていける最低限度のものも食べられない。

・その国を豊かにすることが一番大切。その国の発展を助けてあげなくては。

 

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徒然

・今日は学校終えて、千葉へ。帰りも遅く疲れた。帰りのレインボーブリッジはきれいでした。JCWも最近は調子よし。もう壊れないでほしいなあ。

・クラスの子どもたちは4年生からずっとスピーチをしてきましたが、いよいよ最後の1周。「卒業スピーチ」というテーマです。今日はある児童が、私の授業についてお話ししてくれました。気を使ってくれたのかもしれませんが、とても嬉しく思いました。ありがたいものです。